リフレシュ。
この魔法は、当時の赤魔道士、いやFF11界に革命を起こしたものといって
も過言ではないだろう。なぜなら、当時の赤魔道士というジョブは器用貧乏
で不遇ジョブと呼ばれていた時代だった。今となっては誰もが唱えれること
が出来てしまうが、この実装を機に赤魔の時代が到来したのだ。
しかし、実装時はBFNMでのドロップということもあり、需要が供給に間に
合わず競売に出品されても価格は何百万という代物だった。
実装されて、数週間数ヶ月リフレシュの競売履歴を眺める日々。
頑張れば手に届く価格帯ではあったが、どうしても競売から買うのは癪だった。
そして、ある日、重い腰を上げてリフレシュ取得大作戦を決行することにした。
自分のLSメンと当時親しいフレにお願いして6人PTを組むことになった。
この日のこの時間のこの場所に集合する。
この編成でこの作戦で何度もシミュレーションをした。
自分の記憶が正しければ、PT構成はLv40制限のナ暗詩詩白赤。
ついに、当日が来た。
自由なLSリーダーだったのもあったから、大した企画もどちらかというと
しない人だったので、恐らく慣れないLSメンも緊張はしていただろう。
僕個人的にも慣れない事だったので、いつもより緊張していた。
戦法はシンプルに詩人にララバイを絶え間なく歌って貰い、その隙きに
一体ずつ倒していくものだった。
結果からいうと、勝ちでドロップも簡単にしてしまった。
あの時見たログの「リフレシュ」の文字は今でも鮮明に覚えている。
その場で覚え、みんなにリフレシュを唱えたこともまだ記憶に新しい。
あの時の感動と喜びもひとしおだった。
今、競売を見たら簡単に買えて覚えれてしまうリフレシュ。
他ジョブや他の魔法やアビリティにお株を奪われがちであるが、
僕個人的には、ラングモント峠のTaisaiのストーリーがあるくらい
この魔法は1つの想い出で赤魔道士とは切っても切れないものになっている。
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