MMORPGとFF11編
MMORPG
Massively Multiplayer Online Role Playing Game
大規模的 複数の人が ネットワーク上で キャラクターを操作する ゲーム
下手な直訳をしても、英語由来のカタカナが入ってくるっていう。
そもそもMMORPGという文化は日本が始まりではないのもありますが、
当時FF11がリリースされた2002年、MMORPGという言葉が一般的に、
国内に広まり、その代名詞がFF11を指していたことは間違いないだろう。
ネットワークの環境が、まずISDNか良くてADSLの時代、ハードがPS2、
あまりゲーム業界を知らない僕がみても、ネットワーク上で見えない
他の方と一緒にゲームをするという文化が今まで無かった時代ですから、
間違いなく、当時これは革命でしたし、興奮が抑えられなかった。
でも、今思えば、当時はFF11の方が先端を行き過ぎてて、
環境的なことや、世間の認知が追いついて無い状況でしたよね(笑)
有名なCMで、子供が自分の部屋でFF11をやってるシーンがあるのですが、
妹がそれに対して「お兄ちゃん一人で遊んでばっか」と言うのですが、
お兄ちゃん本人は「一人じゃねぇよ」と画面に向かって呟くのですね。
これは演出的には物議を醸しもしますが、まさにこれなんですよね。
当時のFF11のCMは、このMMORPGの楽しさや醍醐味を訴えているもの
が多く、ユーモアもあり、しかも一般のテレビのCMでこれが流れていた
ので反響は、恐らく大きかったのではないでしょうか。
では、前置きはそこそこに、MMORPGと今のFF11について。
果たして、MMORPGという言葉が今のFF11に果てはまるかというと、
僕個人的見解では、初期が100%だったとすると半分だと思います。
15年の時間の経過は、人間の寿命を考えても、ほんとに長い時間です。
勿論、ゲームの中で生きている訳ではないので、何かしらリアルの
出来事によって遊べなくなったり、逆に遊べるようになったりして
人は入れ替わってるものだと思いますが、その時その時に合わせて、
FF11というゲームはコンテンツやシステムが今も調整され続けている。
オンラインこそ出来る事なんでしょうけど、1つのタイトルのゲームが
時代に適応し続けて15年も生きていることは、開発運営の計り知れない
苦悩と努力が伺えますし、普通の様に見えてかなり凄いことだと思います。
過去の記事に何度も話してきましたが、今のFF11というのは15年という
時間の経過によって出来たものなので、この世界は必然だったのかもしれません。
ユーザー目線でFF11のMMORPGの観点から、
正直に申し上げると、MMORPG的な意味で言えば昔の楽しさとは異なっている。
今も新しいコンテンツが追加され続けて、ユーザーもいるので遊ぶ内容に
よっては、昔と変わりませんし、新しい楽しさがあるので無い訳では無いです。
ただ、昔あった楽しさが無くなっていたとしたら、それはFF11にとってマイナス
かもしれません。
例えば、低レベル帯のレベル上げ、ミッション、クエストなどのソロ化。
繰り返しになってしまいますが、便利で快適な機能が増えたことにより、
ソロで何でも出来てしまうので、昔あった楽しさが奪われている様にみえる。
便利で快適な事はいいですが、ある域を越えるとマイナスが生じる場合もある。
そういう意味では、今のFF11はMMORPGとしては、新しい要素もあって
成り立っているので、言い方に困りますが(笑)現状を維持する為に、
ゲームバランスを崩さないところで新しい楽しみを創り出している!
ということだと思います。
ただ、僕が思うのは、新規一般の方に対してMMORPGの観点で言うなら、
昔のFF11にはこんな楽しさもあったんだよ!ということを知ることが出来ない
今の現状は、なんだか少し気の毒に思ってしまいます。
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